陽の見えない仏滅の昼に冷酒を
夜、目が冴えているときに、借りてきたDVDをなんとなく見る。
昨夜観賞したDVDは、「エスター」というアメリカの映画だった。
主人公の、エスターと言う子は賢いけれど少々クレイジーな子ども。
エンドには驚くべき結末が隠されている。
これを見ている経過で、隠された事実が分かる人がいるのか疑問なくらい意外すぎる終わり方。
というのは、ビックリとするわけでもなく、とにかくゾッとするような結末だった。
映画は、目が冴えている私の夜の時間を楽しませてくれる。
と言いつつも、絶対お酒とおつまみも一緒なので、体重が増加するのが怖い。
ぽかぽかした木曜の夜は歩いてみる
ちいさいころから、読書は嫌いじゃありませんでしたが、暇なときに、親が買ってくる本や図書館にある本を読んでいました。
ちゃんと楽しんで進めるようになったのは、高校時代。
授業で、吉本ばななさんのムーンライトシャドウを読んでからです。
ストーリーは、恋人を失った主人公さつきの、高校のときの思い出からの幕開けです。
恋人が死んでしまう経験なんて当時も今も、もちろんありません。
だけど、当時の私に主人公の悲しい気持ちが重なってきました。
今までにない感情でした。
主人公と、私の年が近かった事、それもひとつの理由だと思います。
その帰りに、その文庫本を買ったのが本購入の初めてでした。
このストーリーは、「キッチン」に収録されている作品です。
随分昔の小説ですが、永遠に色あせない名作かもしれません。